EWCLIB 2.8
Easy Web Camera LIBrary by I.N. 2021/5/26

使用例1
概要

 このライブラリ関数を使えば,誰でも手軽にウェブカメラ(USBカメラ/DirectShow)
 画像入力プログラムを作成できます.
 最近は低価格なウェブカメラがたくさん出回っていますが,それらの画像を処理
 するプログラムの作成に便利です.

特長

 最低3つの関数を使用するだけで簡単に画像入力ができます.
 複数カメラの同時接続に対応します.
 カメラ毎に解像度,フレームレートの設定ができます.
 明るさ,コントラスト,ホワイトバランス等の取得・設定ができます.
 画像の更新確認,サンプル時刻の取得,フレームバッファの変更ができます.
 カメラのフォーマット取得やフォーマット指定ができます.
 リングバッファの数を指定することができます.

動作環境

 OS:Windows XP/Vista/7/8/10※4
 必要ソフト:例1 Visual C++ 2010以降 + qedit.h ※1
        例2 Visual C++ 2008 Professional ※2
        例3 Visual C++ 2008 Express Edition ※3
      ※1 Visual C++ 2010以降にはqedit.hがない.
         「Windows SDK for Windows Server 2008 and .NET Framework 3.5」にqedit.hが入っている.
      ※2 DirectX SDKはなくてもよい.
      ※3 Express EditionではWindows SDKが必要.
         (Windows SDKのうち,少なくともヘッダーファイルとx86ライブラリがあればよい)
※4 補足
Windows 10でEWC_Open()等のエラーコード7が出た場合,
設定→プライバシー→カメラ→「デスクトップ アプリがカメラにアクセスできるようにする」
がオンであることを確認してください.

 動作確認したカメラ環境:
    (1) Cam Link 4K (YUY2/NV12/I420, 1920x1080, 60fps)
    (2) The Imaging Source DMK27BUR0135 (Y800/Y16, 120fps)
    (3) Logicool C270, C310
    (4) Logicool c922 Pro Stream Webcam (MJPG, 1280x720, 60fps)
    (5) Logicool HD Pro Webcam C920 (1920x1080, 30fps)
    (6) Microsoft LifeCam Studio (1920x1080, 30fps, Microsoft LifeCamはインストールしない)
    (7) Logicool Qcam Ultra Vision, Qcam Pro 4000
    (8) Buffalo BSW13K08H
    (9) Buffalo BSW200MBK (MJPG, 1920x1080, 30fps)
    (10) Buffalo PC-SDVD/U2G (USBキャプチャーケーブル)
    (11) The Imaging Source DMK22AUC03
    (12) BSW50KM01H(640x480まで), WebCam Pro, WebCam Pro eX, ノートPC内蔵カメラ
    (*) その他 OpenCV 2.1と組み合わせて使用

    (上記以外の機器・環境については不明です)

Visual C++ 6.0/.NET/2003の方は旧バージョン(EWCLIB 1.2)をお使いください.

主な変更点(Ver.2.7→Ver.2.8)
  EWC_IsCaptured()およびEWC_GetImage()の引数仕様を変更し,
  取得画像に関する情報はすべてEWC_IsCaptured()で把握するように変更.
  MJPGをrawモードで取り込む目的のため,EWC_IsCaptured()で毎回のデータサイズを把握できるようにした.
  また,カメラごとにrawモードを設定できるようにするため,ewc_rawを廃止し,EWC_RawMode()を追加.
  EWC_SetBuffer()により格納先が変更されていてEWC_GetImage()を使わないプログラムの場合,EWC_IsCaptured()の戻り値が正しくない問題を
  解決するため,EWC_BufferLock(),EWC_BufferUnlock()を追加.
  リングバッファの枚数が2以上のとき1枚あたりのサイズはRGB32相当(固定)とした.
  MJPGデータをそのまま取得するサンプルプログラムを2つを追加.
  1番目のサンプルプログラムを一部修正.
  カメラが0台(未接続)の場合,EWC_GetCameraName()の戻り値が非0(エラー)となっていた問題を修正.

主な変更点(Ver.2.6→Ver.2.7)
  EWC_PropertyPage()を別スレッドから起動するよう変更.
  サンプルされたデータをそのまま格納するオプションのためにewc_rawの追加.
  EWC_GetCamera()を単独で使用できるように変更.
  EWC_GetCameraName()および構造体ewc_cameraの追加.
  EWC_GUIDtoTEXT()に対応フォーマットを追加.
  EWC_CnvNV12toRGB32(),EWC_CnvY16toRGB32(), EWC_CnvY800toRGB32()の各変換関数の追加.
  サンプルプログラム「対応フォーマットの一覧を表示する例」,「NV12出力のカメラを使う例」を追加.

主な変更点(Ver.2.5→Ver.2.6)
 リングバッファ機能の追加
 EWC_IsCaptured(), EWC_GetImage()の仕様変更
 ewc_s[].stimeの廃止,サンプルプログラムの修正

ダウンロード

 EWCLIB 2.8 (Vectorのサイトへ)

ヘルプ

 付属のewclib_help.chmがWindows VistaやWindows 7で開けないときは,アイコンのプロパティを表示させ,
 「ブロックの解除」を行うと開けるようになります.

 オンラインヘルプ(ver.2.8)

旧バージョンのダウンロード
 ZIP: 2.7/2.6/2.5/2.4/2.3/2.2/2.1/2.0/1.9/1.8/1.7
 LZH: 1.6/1.5/1.4/1.2/1.1/1.0
使用例2

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