携帯電話社会の未来像(その2) 2001.3.9 IN

やはり「携帯電話の常時接続」.こいつがそのうちやってくる.
インターネットの世界がそうであるのと同じように,携帯電話でも,「つなぎっぱなしでも料金は同じ」いいかえれば常時接続の時代がくる.
ただし,携帯電話の場合は電池の限界があるから,電波出しっぱなしというわけではない.プロバイダや他人と交信するときのみ電波は出す.
もちろん,通常の電話も含まれる.インターネットにアクセスしようが,他人に電話しようが,データをダウンロードしようが,一ヶ月の接続料金は定額でしかも安い.
音楽といったコンテンツのダウンロードやその他のサービスを受けるときは,もちろん別料金である.
電話回線数は現在と比較して相当多く必要になるだろうが,それは技術的に解決されなければならない.


携帯電話社会の未来像 1999.7.27 IN

携帯電話を持つ人がこのまま増えてゆき,ほとんどすべての人が携帯電話を
持ったなら,どういう事態が考えられるか?
あるいは,携帯電話を管理できる側の人から見た携帯電話とは?

・携帯電話の番号が個人を特定するために使われる.

・氏名を記入する代わりに,携帯の番号を書くことが多くの場面で普通となる.

・携帯電話でしゃべるだけの人が多くなり,社会全体の生産力,創造力,技術力は衰える.

・携帯電話とPHSは1台にまとめられ,好きな方あるいは両方へ加入することができるようになる.

・PHS用の基地局は,個人の位置を知るために利用できるので,そのまま残される.

・一部の人にとっては,携帯電話は,すべての人が今どこにいるかを知るための
非常に強力な位置センサ(発信器)となる.

・すべての携帯電話に小型カメラおよびマイクが搭載されていることは,
管理できる側の人から見れば,あらゆる場所の映像と音声を手に入れたことになる.

・携帯電話を使って話す内容はすべて,自動音声認識を行うコンピュータを通され,
会話からキーワードが抽出され,頻度の高い単語から自動的にデータベースが構築される.

・その人がどういうことに興味・関心があるか,どういう知識・思想を持っているかがデータベース
に保存される.

・特定の携帯電話本体から発射される電波の強弱を外部より設定できるようになるが,
もちろんこれは秘かに行われる.


1つ上に戻る